トッテナム・ホットスパー退団を明言した韓国代表FWソン・フンミンが、メジャーリーグ・サッカー(MLS)史上最高額の移籍金でロサンゼルスFCに加わるようだ。5日、フランスメディア『フット・メルカート』が伝えている。


 現在33歳のソン・フンミンは、2015年8月にレヴァークーゼンからトッテナムへと完全移籍。加入1年目から主力に定着すると、2021-2022シーズンのリーグ戦では23ゴールを記録し、エジプト代表FWモハメド・サラー(リヴァプール)と並んで、アジア人初のプレミアリーグ得点王に輝いた。2023-24シーズンにはキャプテンに就任。在籍10年間で公式戦通算454試合に出場し、クラブ歴代4位の173ゴールを積み上げてきた。

 トッテナムとの現行契約を2026年6月30日まで残すソン・フンミンだったが、2日に行われた会見で「この夏にクラブを去る決断を下したことをお知らせします。私のキャリアで最も難しい決断でした」と発言。翌日にはソウルで開催されたニューカッスルとのプレシーズンマッチ(△2-2)に先発出場しながら65分までプレーし、10年間を過ごしたトッテナムでのラストマッチを終えた。

 そんなソン・フンミンの移籍先と報じられるのが、MLSに所属するロサンゼルスFCだ。『フット・メルカート』によれば、加入に向けて数件の事務手続きとメディカルチェックを残すのみとなっており、最終的な契約合意が間近に迫っているという。また、移籍金は2240万ユーロ(約39億円)と報じており、MLS記録を更新する金額になる模様。アジアを代表するストライカーは、大きな期待とともにアメリカ上陸を果たす見込みだ。
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