プレミアリーグのアストン・ヴィラが、ニースに所属するコートジボワール代表FWエヴァン・ゲサンの獲得に迫っているようだ。5日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 現在24歳のゲサンはニースの下部組織出身で、2020年1月にトップチームデビュー。同年9月からはスイス1部のローザンヌにレンタル移籍し、復帰後1年間のプレーを経てリーグ・アンのナントに再びレンタル移籍した。2度の武者修行によって成長を遂げると、昨シーズンは公式戦42試合の出場で13ゴール9アシストをマーク。ニースをリーグ4位に導き、クラブの年間最優秀選手にも選出された。

 昨夏にニースとの契約を4年間延長し、2024年6月にはコートジボワール代表デビューを果たしたゲサン。そんな同選手は今夏の移籍市場でクリスタル・パレスなどから関心を集めていたものの、争奪戦を制したアストン・ヴィラへの加入が決定的になったという。『BBC』によれば、移籍金は2600万ポンド(約52億円)にボーナス430万ポンド(約9億円)加えた総額3040万ポンド(約61億円)。すでにクラブ間で合意に至っており、6日にメディカルチェックが行われる見込みだ。また、フランスメディア『フット・メルカート』は契約期間を5年間と報じている。

 1月にコロンビア代表FWジョン・デュランをアル・ナスルに売却し、昨季途中から加入したイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードもレンタルバックとなっていたアストン・ヴィラ。前線の補強が急務となっていたなかでゲサンの獲得が実現すれば、ヨーロッパリーグも並行して戦う同クラブにとって貴重な新戦力となる。
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