エヴァートンがマンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWジャック・グリーリッシュの獲得を狙っているようだ。6日、『アスレティック』や『テレグラフ』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 報道によると、エヴァートンはグリーリッシュをレンタルで獲得するべく、マンチェスター・シティとの交渉を開始したとのこと。推定30万ポンド(約5900万円)とされている同選手の給与などをめぐり、交渉は複雑なものになる可能性が高いという。しかし、マンチェスター・シティは適切な条件が満たされた場合には放出に踏み切るものと見られており、今後の交渉の行方に注目が集まることとなりそうだ。

 現在29歳のグリーリッシュはアストン・ヴィラで中心選手として活躍した後、2021年夏に当時の英国人史上最高額となる1億ポンド(約196億円)でマンチェスター・シティへ移籍した。しかし、期待以上の活躍を見せることはできておらず、次第にチーム内での序列は低下。ここまで公式戦通算157試合出場17ゴール23アシストという成績を残しているが、昨シーズンのプレミアリーグでの先発起用はわずか7試合に留まった。

 グリーリッシュの現行契約は2027年6月末までとなっており、今シーズン終了後には契約満了まで1年となることから、マンチェスター・シティは今夏の移籍市場での放出を視野に入れている。6月中旬からアメリカで開催されていたFIFAクラブワールドカップ2025でも、グリーリッシュはメンバー外となっていた。

 なお、グリーリッシュに対してはエヴァートンのほかに、ナポリやウェストハムからの関心も囁かれている。
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