岩﨑は長野県出身の現在22歳。2015年に日テレ・メニーナで皇后杯デビューを果たすと、2021ー22シーズンからWEリーグを戦う日テレ・東京ヴェルディベレーザでプレーし、4シーズンでWEリーグ通算57試合に出場し3得点を記録。WEリーグカップで15試合1得点、皇后杯ではメニーナ時代から通算19試合に出場し1得点を記録していた。
また2022年にはU-20日本女子代表としてU-20女子ワールドカップに出場。日本の準優勝に貢献していた。
岩崎はフェイエノールトを通じて加入コメントを発表。自身初の海外挑戦へ意気込みを語った。
「キャリアにおける素晴らしい一歩を踏み出せたことを、本当に嬉しく思っています。もちろん、最初は少し緊張しましたが、クラブの皆さんから温かく迎えていただき、本当に嬉しいです。フェイエノールトで自分の能力を最大限に発揮し、チームの目標達成に貢献したいと思っています」
また、下部組織時代から過ごした日テレ・東京ヴェルディベレーザを通じてもコメント。感謝の気持ちを伝えている。
「新シーズンが始まったタイミングで申し訳ありません。
「そして、メニーナからベレーザまで約10年間ありがとうございました。このクラブでは、サッカーの技術・戦術はもちろんサッカーへの向き合い方や考え方を学び、人としても成長させてもらいました。全てのレベルが高く、良い時・悪い時、いろんな経験をさせていただき、刺激を受ける毎日で学ぶ事が多く、本当に楽しかったです。また、多くのスタッフ・仲間に出会うことができました。メニーナ・ベレーザという場所は自分の中で本当に特別で、このクラブに入れていなければ今の自分は絶対にありません」
「しかし、昨シーズンを戦っていく中でいろいろな感情と共に考える時間が増えました。自分にベクトルを向け、向き合っていく中で、気持ちが大きく変化していきました。そして、多くの方々と話をし、いくつかの選択肢があり、たくさん悩み考えましたが、サッカー選手としてどうしたいのか、何が自分を一番変えられるか・成長させられるかを考えこの決断をしました。この決断・移籍をするにあたって、数えきれないほどのたくさんの方々に支えられ、助けていただきました。このクラブで個人としての結果を残せていないのにこのような決断をし本当に申し訳ありません」
「どんな時でも応援してくれ、声をかけてくれたファン・サポーター・パートナーの皆さま、これまで支えて下さったクラブ・スタッフ・選手の皆さま、そして、自分がどんな状況でも一番に理解し、受け入れ、励まし支えてくれ、いつも背中を押してくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
「移籍先でもサッカーを楽しむことを忘れず、このクラブで学んできたことを活かし、『正直に・真っ直ぐに・素直に』自分らしく頑張ってきます。また、成長した姿をお見せできるよう巧く・強くなってきます。本当にありがとうございました!」
フェイエノールトには、昨シーズンまで日本女子代表(なでしこジャパン)DF古賀塔子が在籍していたが、今夏トッテナムへと完全移籍。一方で、テルスターから今夏DF竹重杏歌理が加入しており、日本人の共闘が実現。男子チームにも日本代表FW上田綺世、DF渡辺剛が在籍しており、どんなプレーを見せてくれるか注目だ。
【動画&写真】フェイエノールトのユニフォームを纏う岩﨑心南