ウェストハムは7日、ジャマイカ代表FWマイケル・アントニオとのトップチーム選手としての新契約を締結しないことを正式に発表した。

 現在35歳のアントニオはトゥーティングでプロデビューを飾ると、サウサンプトンやノッティンガム・フォレストなどでのプレーを経験。
2015年夏にウェストハムへと完全移籍で加入。2021-22シーズンにはプレミアリーグで10ゴール5アシストを記録し、クラブの6位フィニッシュに大きく貢献すると、2024ー25シーズンも公式戦15試合出場1ゴール1アシストをマークし、クラブのプレミアリーグ歴代最多得点記録も保持していた。

 しかし、2024年12月7日のチームトレーニング後、アントニオは自宅への帰路で単独の物損事故を起こすことに。車は路肩の木に衝突して大破し、ジャマイカ代表ストライカーは下肢骨折の手術を実施。24日間の入院を経て12月31日に退院したが、プレーに復帰することなく契約満了を迎えた。ウェストハムでは公式戦323試合で83ゴールを記録。2022ー2023シーズンはカンファレンスリーグ優勝に貢献し、クラブに43年ぶりのタイトルをもたらしていた。

 今年6月にはジャマイカ代表としてCONCACAFゴールドカップのグアテマラ代表戦に出場し復帰を果たしたが、チームは新契約を提示せずに退団が決定。ただ、この先もクラブの施設などの利用を許可し、継続的なリハビリを支援する他、メディカルサービスの利用なども提供するとしている。

 なお、クラブでは選手以外の役職をアントニオに与えることを検討しており、話し合いは継続中とのこと。今後数週間で結論が出るとされている。
編集部おすすめ