インテルがマンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョに関心を寄せているようだ。7日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。


 今夏の移籍市場で前線の補強を画策しているインテル。セリエA屈指のアタッカーとして知られるナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンの獲得を狙っているが、固定費4200万ユーロ(約72億円)に300万ユーロ(約5億円)の追加費用を加えた総額4500万ユーロ(約77億円)のオファーを拒否されるなど、アタランタとの交渉は難航している。

 インテルは依然としてルックマンの獲得を狙っているものの、交渉には期限を設けており、破談時に備えた“代替案”もリストアップしている模様。チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクやマルセイユに所属するイングランド人FWメイソン・グリーンウッドらの名前が挙がっているが、現時点でクラブ内での評価が最も高いのはサンチョだという。

 報道によると、サンチョの移籍金は2500万ユーロ(約43億円)程度と見られており、ルックマンやエンクンクよりも安価での獲得が見込める。また、25歳という年齢面も評価されており、インテルがルックマンの獲得を困難と判断した場合には、関心を強める可能性があるようだ。

 現在25歳のサンチョはサンチョはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2017-18シーズンにドルトムントでプロデビューを飾った。2021年夏にはマンチェスター・ユナイテッドへ移籍し、主力として活躍していたが、エリック・テン・ハフ前監督(現:レヴァークーゼン監督)との関係性が次第に悪化。昨年夏にレンタル加入したチェルシーでは一定の成績を残したが、最大2500万ポンド(約49億円)の買い取り義務は放棄され、マンチェスター・ユナイテッドに復帰している。

 ルベン・アモリム監督の構想には含まれておらず、今夏の移籍市場でのマンチェスター・ユナイテッド退団が有力視されており、ユヴェントスやドルトムントからの関心が報じられている。
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