トッテナム・ホットスパーがコモに所属するアルゼンチン代表MFニコ・パスに関心を寄せているようだ。7日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 新たに就任したトーマス・フランク監督の下での飛躍を期すトッテナム・ホットスパーだが、シーズン開幕を目前に控える中でイングランド代表MFジェームズ・マディソンが負傷。現地時間3日に韓国で行われたニューカッスルとの親善試合に途中出場すると、相手選手にプレスをかけた際に右ひざを痛め、担架でピッチを後に。その後、クラブは同選手が右ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを負い、手術を受けることを発表した。

 マディソンのシーズン大半の欠場が濃厚となったことを受け、トッテナム・ホットスパーは中盤の攻撃的ポジションの補強を画策している模様。報道によると、昨年10月にアルゼンチン代表デビューを飾った若き才能パスに関心を寄せており、すでに4000万ユーロ(約69億円)のオファーを提示したようだ。しかし、パスの評価額を7000万ユーロ(約120億円)と見積もっているコモはこのオファーを拒否。交渉開始には少なくとも6000万ユーロ(約103億円)を提示する必要があるという。

 現在20歳のパスはレアル・マドリードの下部組織出身で、2023-24シーズンにトップチームデビューを飾った。昨年夏にはコモへ活躍の場を移し、すぐさまスタメンに定着。昨シーズンのセリエAでは38試合中35試合に出場し、6ゴール9アシストをマークするなど躍動した。

 なお、パスの古巣であるレアル・マドリードは今後2年間に渡って発動可能な買い戻しオプションと、コモが他クラブへ売却した際の移籍金の50%を獲得できる条項を保有しているとのこと。コモはこれらの条項の解除を目指しており、レアル・マドリードとの交渉に臨む構えだという。

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