アヤックスの発表によると、契約期間は2029年6月までの4年間で1年の契約延長オプションが付くとのこと。
完全移籍に際し、アレックス・クロースTD(テクニカルディレクター)は以下のようにコメントを残している。
「コウが契約を結んだことをうれしく思う。これは我々が長期間に渡り、進めてきた契約だ。彼はクラブ史上初の日本人であり、大きな節目となる。コウはDFラインに経験と安定感をもたらしてくれるだろうし、デュエルの強さ、ボールコントロール、戦術的に優れた選手だ。彼のメンタリティとリーダーシップは、チームを導いてくれると思う。彼がアヤックスのユニフォームを着てプレーする姿を楽しみにしているよ」
1997年1月27日生まれの板倉は現在28歳。川崎フロンターレとベガルタ仙台を経て、2019年1月にマンチェスター・シティに加入。その後、フローニンゲンとシャルケへのレンタル移籍を経験した後、2022年夏にボルシアMGに完全移籍を果たした。同クラブでは主力として活躍し、これまで公式戦80試合の出場で7ゴール3アシストを記録した。
今夏の移籍市場では、ボルシアMGとの契約が2026年6月までと残り1年を切っていたことから退団の可能性が浮上。同クラブは移籍金の発生する今夏売却考慮しており、ローランド・ヴィルクスSD(スポーツディレクター)は「興味深いオファーが届いた場合は、検討しなければならない」とコメント。そしてアヤックスの他にも、オランダのPSVやフェイエノールトに加え、フランクフルトやフィオレンティーナからの関心も伝えられていた。