ヘンクは9日、スタッド・ランスから日本代表FW伊東純也を獲得したことを発表した。
そんな伊東はクラブ公式サイトを通じ、「まるで故郷に帰ってきたような気分です」と古巣復帰が決まった心境をコメント。続けて、「前回の在籍期間中は自分のキャリアで最大の成功を収めましたし、再びタイトルを争う準備が整ったと感じています」と決意を明かした。
また、「フランスにいた間も、KRCヘンクのことはずっと追い続けていました。彼らが関心を持っていると聞いたとき、すぐに決断しました」と告白。「ここでは常にファンに温かく迎えられてきましたし、またサポーターの皆さんに会えるのが楽しみです。青と白のために再び全力を尽くすのが待ちきれません」と意欲を述べている。
1993年3月9日生まれの伊東は現在32歳。ヴァンフォーレ甲府でプロキャリアを始めた後、2019年に当時所属していた柏レイソルでの活躍が評価されて“世界へ”と飛び立つと、移籍先のヘンクでもすぐさま主力に定着。1年目からジュピラー・プロ・リーグ優勝に貢献したほか、在籍3年半でクラブ公式戦通算29得点49アシストを記録し計3タイトルを獲得。
そして2022年夏、スタッド・ランスに加入。自身初の欧州5大リーグとなったなか、ここでも早々に右サイドで攻撃を牽引する存在に上り詰めたのだが、迎えた昨シーズンにチームがリーグ・アン昇降格プレーオフに敗れてリーグ・ドゥに降格。伊東も、リーグ戦4得点3アシストと同クラブ在籍以降初めてゴール関与数(得点+アシスト)が2桁に届かなかった。