北海道コンサドーレ札幌は11日、岩政大樹監督との契約解除と、後任に柴田慎吾氏の就任を発表した。

 19位でのJ2降格となった昨シーズン限りで7シーズンに渡って長期政権を築いてきたミハイロ・ペトロヴィッチ前監督が退任した札幌は、今季から岩政監督を新監督に招へい。
1年でのJ1復帰を目指したシーズンは開幕4連敗スタートとなり、その後は盛り返しを見せていたものの、2025明治安田J2リーグ第25節終了時点で10勝4分け11敗の勝ち点「34」で10位で、昇格プレーオフ圏内まで勝ち点「8」差となっていた。

 契約解除となった岩政監督は札幌のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「素晴らしい時間を過ごしました。こんな場所は他にないと感じていました。本当に感謝しています。正直に言うと、驚きの気持ちと、見え始めていたフットボールの完成形を見られない残念な気持ちがあります。しかし、悔いはないので、次に向かいます。最後の試合の最後の場面で、攻めに行って敗れたことが今回の挑戦の全てだった気がしています。その先は、選手たちに託します。ありがとうございました」

 また、今季から札幌のU-18監督を務めていた柴田氏は後任に決まったことを受け、以下のようにコメントを発表している。

「このたび、北海道コンサドーレ札幌の監督に就任いたしました柴田慎吾です。このタイミングで就任することの重みを深く受け止めております。
アカデミーで育った指導者として、クラブの未来を担う誇りと責任を胸に、日頃よりご支援・ご声援をいただいている北海道コンサドーレ札幌に関わるすべての皆さまの笑顔のため、J1昇格を達成できるよう、オールコンサドーレでベストを尽くしてまいります。よろしくお願いいたします」
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