トッテナム・ホットスパーがマンチェスター・シティに所属するブラジル代表FWサヴィーニョに関心を寄せているようだ。10日、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。


 移籍市場に精通するロマーノ氏によると、新たにトッテナム・ホットスパーに就任したトーマス・フランク監督が、サヴィーニョを「理想の選手」と評価しているとのこと。指揮官の意向を受けて、すでにクラブはマンチェスター・シティとの交渉を開始した模様だ。クラブ間で移籍金額について合意に達すれば、サヴィーニョ自身も加入に前向きな姿勢を示すと見られており、今後の動向には大きな注目が集まる。

 トッテナム・ホットスパーは今夏の移籍市場でガーナ代表FWモハメド・クドゥスや日本代表DF高井幸大らを獲得し、バイエルンからレンタル加入していたU-21フランス代表FWマティス・テルも完全移籍へ移行した。しかし、ノッティンガム・フォレストに所属するイングランド代表MFモーガン・ギブス・ホワイトの獲得に失敗したほか、韓国代表FWソン・フンミンが退団し、イングランド代表MFジェームズ・マディソンが負傷離脱。こうしたことから、現在も前線の補強を画策している。

 獲得候補として名前が挙がったサヴィーニョは2004年4月10日生まれの現在21歳。母国のアトレチコ・ミネイロでプロキャリアをスタートさせると、その後はトロワ、PSV、ジローナでプレー。昨年夏に完全移籍加入したマンチェスター・シティでは左右のウイング(WG)を主戦場とし、ここまで公式戦通算48試合出場3ゴール10アシストという成績を残している。

 直近のFIFAクラブワールドカップでも4試合中3試合にフル出場していたサヴィーニョだが、果たしてトッテナム・ホットスパーへの電撃移籍は実現するのだろうか。
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