エヴァートンがマンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWジャック・グリーリッシュの獲得に迫っているようだ。11日、『BBC』や『アスレティック』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 グリーリッシュの獲得に向けてクラブ間交渉を進めていたエヴァートンが、マンチェスター・シティとの合意に達した模様。報道によると、移籍形態は2025-26シーズン限りのレンタルとなり、現地時間11日月曜日にはメディカルチェックが行われる予定だという。週給30万ポンド(約5960万円)程度と見られているグリーリッシュの給与負担については、調整が続いているようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、移籍成立が決定的となった際に用いる「here we go!」とともにエヴァートンとマンチェスター・シティがグリーリッシュのレンタル移籍について合意に達したと指摘。同選手もデイヴィッド・モイーズ監督が提示したプロジェクトへの参加を承諾しており、早ければ24時間以内に手続きが完了する可能性があるという。

 現在29歳のグリーリッシュはアストン・ヴィラで中心選手として活躍した後、2021年夏に当時の英国人史上最高額となる1億ポンド(約198億円)でマンチェスター・シティへ移籍した。しかし、期待以上の活躍を見せることはできておらず、次第にチーム内での序列は低下。ここまで公式戦通算157試合出場17ゴール23アシストという成績を残しているが、昨シーズンのプレミアリーグでの先発起用はわずか7試合に留まった。

 マンチェスター・シティとの契約満了が2027年6月末に迫る中、かねてから今夏の退団の可能性が囁かれ、FIFAクラブワールドカップ2025でもメンバー外に。昨シーズンのセリエAを制覇したナポリも関心を寄せるなど、去就に大きな注目が集まっていた。
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