現在36歳のヴィツェルは母国のスタンダール・リエージュでキャリアをスタートさせると、以降はベンフィカ、ゼニト、天津権健(※当時)、ドルトムントで活躍。2022年夏にアトレティコ・マドリードへフリー加入すると、これまで本職としていた守備的MFだけでなく、センターバックとして新境地を開拓し、在籍した3年間で公式戦通算116試合出場3ゴールを記録。2024-25シーズンはベンチを温める機会も増加しており、FIFAクラブワールドカップ2025終了後の今年6月30日、契約満了による退団が発表されていた。
ベテランと称される年齢となり、ヴィツェルの新天地には大きな注目が集まっていたが、今回の報道によると、ラ・リーガでのキャリアを続行させる模様。ジローナを率いるミチェル監督が、今夏の移籍市場で“6番”の選手を切望しており、フリーになっていたヴィツェルに接触したという。既に2年契約の締結で大筋合意に至っており、近日中に正式発表される見通しだと伝えられた。
2024-25シーズン、CLと並行してのシーズンを戦ったジローナは、最終的にラ・リーガを16位でフィニッシュ。再び上位浮上を目指すシーズンに向けて、今夏の市場ではアスレティック・ビルバオからスペイン人DFウーゴ・リンコン、アトレティコ・マドリードから元フランス代表MFトマ・レマル、マンチェスター・シティからブラジル人DFヴィトール・レイスをレンタル移籍で迎え入れており、ヴィツェルは今夏4人目の補強選手となりそうだ。
【ハイライト動画】ヴィツェル、アトレティコでの最終戦ではゴールも記録