プレミアリーグの覇権奪還に向けて、今夏の移籍市場で活発な動きを見せているマンチェスター・シティ。アルジェリア代表DFラヤン・アイト・ヌーリやオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス、フランス代表FWラヤン・シェルキらここまで合計6名を獲得した一方、直近では複数のアタッカーに退団の可能性が報じられている。
イングランド代表FWジャック・グリーリッシュはエヴァートンへのレンタル移籍が決定的に。契約には5000万ポンド(約99億円)の買い取りオプションが付随し、11日にはメディカルチェックが実施された可能性があるようだ。また、U-21同国代表MFジェームズ・マカティーは2000万ポンド(約39億円)超の移籍金でノッティンガム・フォレストへ加入することが濃厚となっており、ブラジル代表FWサヴィーニョにはトッテナム・ホットスパー移籍の可能性が浮上している。
こうした状況から、マンチェスター・シティはアタッカーの補強を検討している模様で、今夏のレアル・マドリード退団が囁かれているロドリゴに具体的な関心を寄せているという。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、レアル・マドリードは選手本人は移籍を希望した場合にはそれを認める方針で、評価額を1億ユーロ(約172億円)程度と見積もっているようだ。
現在24歳のロドリゴは2019年夏に母国の名門サントスからレアル・マドリードに完全移籍で加入した。ここまで公式戦通算270試合出場68ゴール51アシストという成績を残しており、数々のタイトル獲得に貢献。しかし、昨シーズン後半戦からパフォーマンスを落としており、シャビ・アロンソ新監督の初陣となったFIFAクラブワールドカップ2025でも序列が低かったことから、去就は不透明とされている。
マンチェスター・シティは現時点で具体的なオファーを提示していないようだが、グリーリッシュ、マカティー、サヴィーニョらの動向次第では、ロドリゴ獲得に向けた交渉を本格化させる可能性もありそうだ。