日本代表が10月にブラジル代表と国際親善試合を行うことが濃厚となったようだ。11日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。


 FIFAワールドカップカタール2022終了後にチッチ元監督が退任して以降、複数の指揮官の下で不安定な戦いが続いたブラジル代表。FIFAワールドカップ26南米予選でも苦戦を強いられたが、欧州5大リーグ制覇と通算5度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を誇るイタリアの名将カルロ・アンチェロッティ監督を招へいし、最終的には3位で23大会連続23回目の本大会出場を決めた。

 FIFAワールドカップ26での覇権奪還を目指すブラジル代表は、10月以降の国際親善試合開催に向けて水面下で動いている模様。報道によると、10月10日にソウルで韓国代表と、15日には東京で森保一監督率いる日本代表と対戦することが濃厚となっているようだ。ブラジルサッカー連盟(CBF)は大韓サッカー協会(KFA)および日本サッカー協会(JFA)と合意に達しており、現在は商業契約締結のための手続きが行われているという。

 日本とブラジルのA代表は過去に13度対戦しており、戦績はブラジルの11勝2分。最後の対戦は2022年6月に『国立競技場』で行われた国際親善試合で、ネイマール(サントス)のPKによってブラジルが1-0で勝利している。

 対戦が実現すれば、ワールドカップ優勝という壮大な目標を掲げる日本にとっても貴重な腕試しの機会となるだろう。
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