エウベルは1992年5月27日生まれの現在33歳。クルゼイロやコリチーバ、スポルチ・レシフェ、バイーアなど母国ブラジルで複数のクラブを渡り歩いた後、2021年1月に横浜FMへの完全移籍加入を果たす。初年度からウイング(WG)の主軸として活躍すると、2022年には明治安田J1リーグ制覇に大きく貢献し、リーグのベストイレブンに選出。在籍した4年半で公式戦通算186試合に出場し、33ゴール36アシストをマークした。
在籍5年目の今シーズンはここまで公式戦26試合出場3ゴール1アシストという成績を残しているが、先発起用の機会は大きく減少。リーグ戦が終盤に差し掛かる中、慣れ親しんだ横浜FMに別れを告げ、第25節終了時点で首位に立つ鹿島へ移籍することとなった。
エウベルは鹿島への加入に際し、クラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。
「日本国内での移籍は初めての経験であり、新たなチャレンジとして楽しみです。アントラーズは伝統あるクラブであり、これまでブラジル人選手を中心として戦ってきたクラブということも理解しています。Jリーグ最多のタイトルを持つビッグクラブに移籍できることは非常に光栄なことです。ファン・サポーターの皆さん、これから熱いサポートをお願いできればと思います。皆で力を合わせて、今季必ずタイトルを獲りましょう」
また、退団する横浜FMのクラブ公式サイト上では次のように感謝の思いを綴った。
「約4年半、横浜F・マリノスでプレーし、このような状況でチームを離れるのは、非常に心苦しく思います。私が在籍した期間で幸せな瞬間がたくさんありました。このクラブでタイトルを勝ち獲れたときは、心から幸せな気持ちでした。私は鹿島へ移籍しますが、横浜F・マリノスの幸運と成功を祈っています。チームは離れますが、トリコロールの魂を胸に、永遠に応援しつづけます」