コモは昨シーズン、セリエA昇格1年目ながらセスク・ファブレガス監督のもとリーグ10位でフィニッシュ。今夏の移籍市場ではマンチェスター・シティからアルゼンチン代表MFマキシモ・ペローネ、ベティスからU-21スペイン代表FWヘスス・ロドリゲスを獲得するなど精力的に補強を行ってきた。
なお、買い取り義務の金額については明らかになっていないが、イタリアメディア『スカイ』によると、買い取る際にはコモが保有元のミランに1200万ユーロ(約21億円)を支払うとのこと。
現在32歳のモラタは、2024年7月にアトレティコ・マドリードからミランに移籍し、2025年2月にはガラタサライにローン移籍。ガラタサライでは公式戦16試合で7ゴール3アシストを記録した。しかしガラタサライは10日、ミランとレンタル契約を解除することで合意したと発表した。その後モラタは、自身のSNSアカウント上で、ガラタサライへの不満を露わにしていた。
そんなモラタとコモを率いる現在38歳のセスク・ファブレガス監督は、2017年7月から2019年1月までチェルシーでチームメイトであったほか、EURO2016でもスペイン代表として共にしたプレーした経験を持つ。
セスク監督は、モラタの加入を受けてクラブ公式サイト上で次のようにコメントした。
「アルバロとは長年の知り合いだ。彼のプレースタイルや立ち振る舞いには、常に感銘を受けてきた。そして知性に溢れたストライカーでもあり、大事な場面で結果を残してきた。
またモラタも、コモ加入に際してクラブ公式サイト上で次のようにコメントした。
「コモに加入することができて本当に嬉しい。昨年にコモと対戦して、チームとそのプロジェクトの素晴らしさを実感していた。このクラブには大きな野心がある。クラブとサポーターには、トレーニングでも試合でも200パーセントの力を発揮すると約束する。このユニフォームを着るときが待ち遠しいよ」