ドウグラス・タンキは1993年10月27日生まれの現在31歳。188センチメートルの体格を誇る大型ストライカーだ。母国ブラジルの複数クラブを渡り歩いた後、2015シーズンにはザスパクサツ群馬(現:ザスパ群馬)、2017シーズンにはアルビレックス新潟でもプレー。以降はタイ、ポルトガル、UAE(アラブ首長国連邦)、トルコでのプレーを経て、2024年に清水へ完全移籍加入した。
加入初年度はチームへの合流が遅れたものの、途中出場から流れを変えるジョーカーとして活躍し、2024明治安田J2リーグでは22試合出場4ゴールを記録。清水のJ2優勝と3年ぶりJ1復帰に貢献した。今季はここまで、2025明治安田J1リーグで9試合出場1得点、2025JリーグYBCルヴァンカップで1試合出場、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会で1試合出場1得点をマーク。5月11日に行われた2025明治安田J1リーグ第16節FC町田ゼルビア戦では、終盤に値千金の同点ゴールを奪って、試合を2-2のドローに持ち込んでおり、7月16日に行われた天皇杯3回戦の湘南ベルマーレ戦では、スコアレスで迎えた延長前半アディショナルタイムに、強烈なヘディングシュートで決勝ゴールを叩き込んでいた。
ところが、8月4日に清水とドウグラス・タンキ双方合意の上での契約合意解約が発表。理由については「家庭事情」と明かされていた。
そして今回、TFF1.リグのバンドゥルマスポル加入がクラブを通して正式に明かされた。ドウグラス・タンキは清水加入前の2022-23シーズンにTFF1.リグのサムスンスポルでプレーしており、当時は公式戦31試合の出場で17ゴールをマーク。
バンドゥルマスポルは2024-25シーズンのTFF1.リグを5位で終えており、昇格プレーオフに進出したものの、決勝でカラギュムリュクに延長戦の末に1-3で敗れ、スュペル・リグ昇格をあと一歩のところで逃していた。2025-26シーズンのTFF1.リグは既に開幕しており、バンドゥルマスポルはサカリヤスポルとの開幕戦を1-1のドローで終えていた。
【画像】新天地のユニフォームに袖を通したタンキ