ローマは、マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョの獲得に向けてオファーを提示したようだ。14日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。


 現在25歳のサンチョは、マンチェスター・シティの下部組織出身。2017-18シーズンにドルトムントでプロデビューを飾ると、2021年夏にマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍を果たした。しかし、エリック・テン・ハフ前監督との関係が悪化すると、2023-24シーズン後半は古巣ドルトムントへ、2024-25シーズンはチェルシーへレンタル移籍していた。

 チェルシー移籍にはシーズン終了後の買い取り義務が発生するオプションが付帯していたが、同クラブは500万ポンド(約9億円)の違約金を支払ってこれを放棄。サンチョはマンチェスター・ユナイテッドに復帰したものの、ルベン・アモリム監督の下でも構想外となっており、今夏の退団は濃厚と見られている。

 ユヴェントスやインテル、ベジクタシュなど複数クラブが関心を寄せるなか、『スカイスポーツ』によれば、ローマは移籍金2000万ポンド(約39億円)のオファーを提示。マンチェスター・ユナイテッドはこの提案を検討している段階にあるという。

 さらにジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は「完全移籍でなく、ローマ側は買い取りオプション付きのレンタル移籍も考慮している」と報じている。また、ローマはサンチョだけでなく、アストン・ヴィラに所属するジャマイカ代表FWレオン・ベイリーにも関心を示しているという。
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