横浜F・マリノスは15日、インドネシア代表DFサンディ・ウォルシュがブリーラム・ユナイテッドへ完全移籍することを発表した。

 完全移籍に際し、サンディ・ウォルシュは横浜FMを通してコメントを発表。
わずか半年間の在籍となったものの、クラブやファン・サポーターへの心からの感謝を言葉にした。

「横浜F・マリノスのトリコロールのユニフォームを着て戦えたことは、本当に光栄でした。横浜の街、ファン・サポーターの皆さん、そしてチームは、これからもずっと私の中にあります。ここで過ごしたすべての経験に感謝していますし、今後のチームの成功を心から願っています。本当にありがとうございました」

 サンディ・ウォルシュは1995年3月14日生まれの現在30歳。ベルギー・ブリュッセルの出身で、ヘンクの育成組織を経て、2012年9月にトップチームデビューを果たした。以降はベルギーのズルテ・ワレヘムやメヘレンでもプレー。年代別代表ではオランダ代表として活躍しており、A代表ではインドネシア代表をチョイス。2023年9月にインドネシア代表として国際親善試合に初出場し、これまで通算19試合に出場している。

 今年より横浜FMに完全移籍加入。自身初となるベルギーのクラブ以外への移籍を果たすと、2月19日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・リーグステージ第8節の上海海港戦でデビューを飾る。以降は両サイドバックやセンターバックを主戦場として一定の出場機会を確保していたものの、今季3人目の指揮官となる大島秀夫監督の就任後は出番が減少。
ここまで2025明治安田J1リーグで8試合、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会で1試合、ACLEで3試合に出場していた。

 横浜FMは前日の14日、移籍を前提とした手続きと準備のため、サンディ・ウォルシュがチームを離脱することを発表していた。翌日、新天地が明かされる形となり、タイ・リーグ1(1部)の強豪に加入を果たすこととなった。

 サンディ・ウォルシュの新天地となるブリーラム・ユナイテッドは、過去11度のタイ・リーグ1優勝を誇る、同国きっての名門クラブ。現在はタイ・リーグ1を4連覇中で、2024-25シーズンはリーグ1、FAカップ、リーグカップ、そしてASEANクラブチャンピオンシップの4冠を達成。2025-26シーズンのACLE出場権を手にしている。なお、2025-26シーズンのタイ・リーグ1は8月15日に開幕予定で、ブリーラム・ユナイテッドは16日、ランプーン・ウォリアーとの一戦に臨む。


【ハイライト動画】横浜FM、中断明け初陣は東京Vに黒星



編集部おすすめ