現在32歳のモラタはこれまでにレアル・マドリード、ユヴェントス、チェルシー、アトレティコ・マドリードといった数々のビッグクラブでプレー。2025年冬に、当時在籍していたミランからのレンタル移籍でガラタサライへ加入すると、2024-25シーズンの後半戦は公式戦通算16試合出場7ゴールを記録した。だが、今夏にはクラブとの関係悪化が明るみに出ており、わずか半年でのイタリア復帰が決定。保有元のミランからの買い取り義務付きレンタル移籍で、コモへ加わっていた。
コモは昨シーズン、セリエA昇格1年目ながらセリエAで10位フィニッシュを達成。そんなコモを率いるセスク監督とモラタは、スペイン代表のチームメイトとしてEURO2016を共に戦っており、2017-18シーズンからの1年半はチェルシーでもチームメイトだった。セスク監督はかつての同僚に対して、今度は“教え子”として接することとなる
そんなセスク監督はズュートティロール戦の前日会見において、「現在、このクラブにいるすべての選手が起用可能だ。ただし、アルバロとは少し話をしなければならないね」と発言。「彼はこのプレシーズンの最初の期間、ガラタサライでトレーニングを積んでいたが、その後はチームを離れ、自宅でのトレーニングに切り替えていたからだ」とコンディション面が理由だと明かすと、モラタとの関係性についても次のように語っている。
「彼と友だちかって?ノーだね。チェルシーを離れた後は、ほとんど話をしていない。
「もちろん、彼とは素晴らしい関係にある。チェルシーとスペイン代表でおよそ2年間を共に過ごした。彼は素晴らしい心を持った人物だし、彼の謙虚さと仕事への献身は、チームメイトに多くのものをもたらすだろう。我々の関係については心配していない。彼ならうまくやってくれるだろう」
「彼はトルコで受け取るはずだった給与の60%以上を放棄したんだ。それが彼の性格を物語っているよ。彼の行動が何を示すか、がね」
【動画】モラタがコモに合流!