15日に開幕する2025ー26シーズンのラ・リーガ。開幕に向けて各チームが準備を進める中、今夏の移籍市場で積極的に動いているアトレティコ・マドリードがレアル・ソシエダの日本代表MF久保建英の獲得を狙っているという。
スペインメディア『マルカ』が伝えた。

 今夏の移籍市場でアトレティコは、ビジャレアルからスペイン代表MFアレックス・バエナ、フェイエノールトからスロバキア代表DFダヴィド・ハンツコ、ボタフォゴからアルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダらを完全移籍で獲得。レンタル移籍から完全移籍に切り替わったアルゼンチン代表GKフアン・ムッソとフランス代表DFクレマン・ラングレらも合せて、10名の補強に成功している。

 2024ー25シーズンは、バルセロナ、レアル・マドリードに続く3位に終わったアトレティコだが、ディエゴ・シメオネ監督は開幕が迫る中でもドリブラーの補強を望んでいるとのこと。『マルカ』によれば、候補は2選手に絞られているとのことで、そのうちの1人が久保だという。

 バルセロナのカンテラ出身で、レアル・マドリード、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェでもプレーした久保は、2022年7月にソシエダに完全移籍で加入。チームの中心選手として3シーズンプレーし、公式戦137試合で23ゴール18アシストを記録している。

 しかし、ソシエダはイマノル・アルグアシル監督が昨シーズン限りで退任すると、スペイン代表MFマルティン・スビメンディがアーセナルへと完全移籍。補強も大きくは進まず、チームの弱体化が危惧されている。

 さらに、久保は今夏代理人を変更しており、チームを離れる可能性が浮上。久保の他にはユヴェントスのアルゼンチン代表FWニコラス・ゴンサレスも候補に挙がっているとのことだが、いずれにしてもクラブ間の合意に至る必要があ流状況だ。シメオネ監督は右ウイングのポジションの補強を望んでおり、昨シーズンは息子であるジュリアーノ・シメオネが1人で支えているような状況となっているだけに、補強に動きたいようだ。


 現時点ではニコラス・ゴンサレスが最有力候補とも見られているが、ラ・リーガでの実績も考えて久保も最後まで候補に入る模様。ただ、アトレティコは補強の前に選手の売却が必要となっており、コナー・ギャラガーとナウエル・モリーナが売却候補と見られている。


【動画】久保建英がゴラッソ! 華麗なドリブルから左足一閃
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