FIFAクラブワールドカップ2025で見事に優勝を果たしたチェルシーが、賞金の一部を不慮の事故により急逝したディオゴ・ジョッタとアンドレ・シルバの家族へ寄付することを決めたようだ。イギリスメディア『アスレティック』が伝えた。


 今夏アメリカで開催されたFIFAクラブワールドカップ2025は、これまでと大きく大会方式を変更。32クラブが参加する大規模な大会となり、賞金の総額も大きな話題に。チェルシーは決勝で欧州王者であるパリ・サンジェルマン(PSG)を3ー0で下し見事に優勝していた。

 チェルシーが獲得した賞金は総額で約1億1460万ドル(約168億4000万円)と見られており、エンツォ・マレスカ監督の下でプレーした選手たちには1550万ドル(約22億8000万円)が均等に分配されることに。そんな中、クラブと選手が合意に至り、ジョッタの家族にも同額が支払われることが決定したようだ。

 なお、ドルからポンドへ換金する際の為替コストや税金などを全て引いた場合でも50万ドル(約7400万円)を超える金額になると見られている。

 リヴァプールの一員としてプレーしていたジョッタとポルトガルのペナフィエルでプレーしていたアンドレ・シルバは、チェルシーが優勝する前の7月3日にスペインのサモラ州で発生した交通事故により帰らぬ人に。突然の訃報は大きな悲しみを生み、リヴァプールは背番号「20」を永久欠番にすることを決定。また、ジョッタの功績を称え、本拠地であるアンフィールドに彫像を設置することを発表していた。
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