トッテナム・ホットスパーを率いるトーマス・フランク監督が、UEFAスーパーカップのメンバーから外れたマリ代表MFイヴ・ビスマについて言及した。15日、イギリスメディア『スカイ』がコメントを伝えている。


 13日に開催されたUEFAスーパーカップで、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)王者であるパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦したトッテナム。今夏にフランク監督を招へいしたヨーリッパリーグ(EL)王者は、新指揮官の公式戦初陣で幸先よく2点の先行に成功した。しかし、終盤に2点を被弾してしまい、PK戦の末にPSGに敗れてしまった。

 この試合でメンバー外となったビスマだが、前日会見に出席したフランク監督は、「ビスマは規律違反でここにいない。彼は何度も遅刻しており、今回の遅刻は度を超えていた」と欠場理由を説明。「帰国後に改めて対応する」と明かしていたものの、プレミアリーグ開幕直前での出来事であったため、今後の動向に注目が集まっていた。

 そうしたなか、バーンリーとの開幕戦を控えるフランク監督が再び同選手について言及。「ビスマに関しては、ある出来事があった。それについては私が対処し、結果として処分を下した。だが、明日は彼をスカッドに入れる。大事な試合があるから、前進するだけだ」と問題が解決したことを強調している。

 また、「こういうことは内部で処理する。
もう片付いたことだ」と述べつつ、「ブレントフォードやこれまでの職場でも同じようにやってきた」と主張。続けて、「私は一定の基準と要求を持っている。選手には多くの愛情が必要だが、同時に多くの要求も必要だ。そして、その要求が満たされなければ結果として処分も必要だ。今回もそういうケースだった」と見解を語った。
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