リーグ・アン開幕節が16日に行われ、モナコとル・アーヴルが対戦した。

 昨季のリーグ・アンを3位で終え、今季は2016-17シーズン以来の優勝を目指して戦うモナコ。
ホームで開催されるル・アーヴルとの開幕戦に、在籍4年目を迎えた南野拓実はトップ下で先発出場を飾った。また、今夏の移籍市場でル・アーヴルに加入した瀬古歩夢も3バックの一角として先発メンバー入り。フランスの地でさっそく“日本人対決”が実現した。

 試合は立ち上がりから南野がル・アーヴルを脅かす。11分にモナコがポゼッションで相手を押し込みつつ、新加入のエリック・ダイアーが右サイドのマグネス・アクリウシェに展開。カットインからペナルティエリア手前に横パスを送ると、南野が華麗なターンから左足を一振り。グラウンダーのシュートは枠を捉えたが、GKの正面に飛んでしまった。

 そんななか、32分にモナコがスコアを動かす。ラミン・カマラのシュートが相手選手に直撃し、倒れ込んだことでプレーが中断。モナコのボールからプレーが再開され、アレクサンドル・ゴロヴィンが右サイドに散らしながらポケットにスプリントする。ジョーダン・テゼのリターンからゴール前にクロスを入れると、ボールはブロックを試みたゴーティエ・ロリスに当たってゴールイン。オウンゴールでモナコが先制した。


 前半アディショナルタイムにはアクリウシェのボレーシュートがポストに弾かれるなど、45分間は終始モナコが優勢に進めて終了。ホームチームの1点リードでハーフタイムに突入した。

 後半もモナコが攻勢を強め、61分に大きな追加点をマーク。左サイドでのコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたカマラがインスイングのクロスを供給する。ゴール前での混戦からダイアーがヘディングで合わせると、叩きつけたボールはGKの手を弾いてゴールイン。モナコがリードを広げた。

 対するル・アーヴルも、67分にラスール・ンディアエが反撃のゴールをマーク。しかし、モナコも7分後に再び相手を突き放す。自陣でのビルドアップでプレスを打開し、右サイドに流れたデニス・ザカリアが裏へのスルーパスに反応。並走した瀬古も懸命に対応するが、スピードに乗ったザカリアがボックス内で横パスを入れる。最後はアクリウシェが確実に詰め、モナコが3点目を挙げた。

 その後、南野は81分に交代。
結局、試合はそのまま3-1で終了し、モナコが開幕白星を飾った。なお、瀬古はフル出場を果たしている。次節は24日に行われ、モナコはアウェイでリールと対戦。ル・アーヴルはホームでRCランスと対戦する。

【スコア】
モナコ 3-1 ル・アーヴル

【得点者】
1-0 32分 オウンゴール(モナコ)
2-0 61分 エリック・ダイアー(モナコ)
2-1 67分 ラスール・ンディアエ(ル・アーヴル)
3-1 74分 マグネス・アクリウシェ(モナコ)

【動画】ダイアーの加入後初ゴール!




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