昨季のラ・リーガを首位で終え、2シーズンぶりの王座奪還を果たしたバルセロナ。
試合は立ち上がりの7分にバルセロナがスコアを動かす。敵陣右サイドでのインターセプトから、華麗なパスワークで相手を翻弄。フレンキー・デ・ヨングがライン際に張るラミン・ヤマルに散らすと、左足に持ち替えてインスイングのクロスを送る。鋭いボールは大外のハフィーニャにつながり、タイミングを合わせながらヘディングで先制点をマーク。アウェイに乗り込んだバルセロナが幸先よく先行した。
さらに23分、バルセロナが自陣からのポゼッションで前進。ヤマルが得意のカットインから左足を振り抜き、強烈なシュートがアントニオ・ライージョの頭部に直撃する。しかし、ライージョが倒れ込むなか、主審はプレーオンを選択。マジョルカの選手たちは一瞬動きを止めてしまい、こぼれ球を拾ったフェラン・トーレスがミドルシュートでネットを揺らす。
2点のリードを許したマジョルカだったが、33分にマヌ・モルラネスが2枚目のイエローカードを受けて退場となる。その3分後には、バックラインの背後に抜けたヴェダト・ムリキがバルセロナGKジョアン・ガルシアと交錯。高く振り上げた足が顔面に接触し、主審はイエローカードを提示する。だが、VARの介入によって判定はレッドカードに変更。マジョルカは前半から9人での戦いを強いられることになった。
退場者の影響もあり、浅野はハーフタイムに交代。後半も数的優位のバルセロナが攻勢を強め、69分に決定機を作り出す。ボールを支配しながら相手を押し込み、ノープレッシャーとなったガビが左足で柔らかいフライパスを送る。駆け引きを制したハフィーニャがペナルティエリア内に侵入し、右足でマイナスの折り返しを供給。ニアに飛び込んできたダニ・オルモが合わせるが、シュートはポストに嫌われてしまう。
後半アディショナルタイムには、再三チャンスを演出していたヤマルが鮮やかなコントロールショットを披露。
【スコア】
マジョルカ 0-3 バルセロナ
【得点者】
0-1 7分 ハフィーニャ(バルセロナ)
0-2 23分 フェラン・トーレス(バルセロナ)
0-3 90+4分 ラミン・ヤマル(バルセロナ)
【動画】ヤマルの絶妙クロスからハフィーニャが先制弾!