トッテナム・ホットスパー(スパーズ)が、クリスタル・パレスに所属するイングランド代表FWエベレチ・エゼの獲得に向けた動きを加速させているようだ。16日、イギリスメディア『BBC』が報じた。


 スパーズは今夏にノッティンガム・フォレストからイングランド代表MFモーガン・ギブス・ホワイトの獲得を目指していたが、クラブ間交渉がこじれて移籍は破談に終わった。そんななか、背番号「10」の同代表MFジェームズ・マディソンがプレシーズンで右ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを負い、攻撃を司る新たな選手の獲得が急務となっている。

 そこでスパーズは、宿敵アーセナルも狙っていたエゼの獲得レースに参戦。週明けからクリスタル・パレスとの話し合いを続けるなか、今後48時間以内に交渉の進展が見込まれているようだ。複数の情報筋が『BBC』へ語ったところによると、スパーズの内部では契約成立への希望が高まっており、話し合いは前向きに進んでいるという。

 エゼの契約には総額6800万ポンド(約135億円)の契約解除金が設定されていたが、先日に失効されたことが報じられていた。『BBC』によると、スパーズは6800万ポンドをわずかに下回るオファーでクリスタル・パレスと交渉しているようだ。

 現在27歳のエゼはアーセナルを含む複数クラブの下部組織を渡り歩いたのち、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)で2017年1月にデビューを飾った。2020年夏からクリスタル・パレスに移籍すると、加入初年度から主力として活躍。2024-25シーズンは公式戦43試合で14ゴール11アシストを記録し、FAカップ優勝に貢献した。先日にはコミュニティ・シールド制覇も果たしたが、17日のプレミアリーグ開幕節チェルシー戦は欠場が見込まれている。


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