昨季のラ・リーガを3位で終え、新シーズンは5年ぶりの優勝を目指して戦うアトレティコ・マドリード。
試合は14分にアトレティコ・マドリードが最初の決定機を作り出す。左サイドでのコーナーキックからプレーが再開され、キッカーを務めたバエナが右足でインスイングのクロスを供給。鋭いボールはニアに向かい、飛び込んできたダヴィド・ハンツコが頭で合わせる。しかし、シュートはGKマルコ・ドミトロヴィッチに弾かれ、惜しくも得点には至らなかった。
そんななか、37分にセットプレーからアトレティコ・マドリードがスコアを動かす。ペナルティエリア手前でギャラガーが倒され、絶好の位置でアウェイチームがフリーキックを獲得。キッカーの位置にはアルバレスのみが立ち、右足で直接ゴールを狙う。壁上を通過したボールは鋭く落ち、吸い込まれるように見事ゴールイン。アルバレスの鮮やかな一撃でアトレティコ・マドリードが先制した。
攻勢を強めるアトレティコ・マドリードは、57分にもビッグチャンスを作り出す。
対するエスパニョールも、73分に同じくセットプレーから得点を挙げる。敵陣中央でフリーキックを得ると、エドゥ・エスポジトが右足で柔らかいフライパスを入れる。ゴール前での混戦からミゲル・ルビオがDFラインの背後を取り、ダイレクトで押し込んでゲームを振り出しに戻した。
さらに85分、ホームチームがスコアをひっくり返す。ハーフウェイライン右でオマル・エル・ヒラリがインターセプトし、エスパニョールがカウンターに移行。エスポジトからリターンを受けたエル・ヒラリがアーリークロスを蹴り込むと、ニアにポジションを取ったペレ・ミジャが体勢を崩しながら頭で合わせる。バックヘッドのような形で放ったシュートは、GKヤン・オブラクの頭上を超えつつネットを揺らした。
結局、そのまま試合は2-1で終了し、エスパニョールが逆転勝利を収めた。次節、エスパニョールは24日にアウェイでレアル・ソシエダと対戦。
【スコア】
エスパニョール 2-1 アトレティコ・マドリード
【得点者】
0-1 37分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)
1-1 77分 ミゲル・ルビオ(エスパニョール)
2-1 85分 ペレ・ミジャ(エスパニョール)