セグンダ(スペイン2部)開幕節が17日に行われ、レアル・ソシエダBに所属するセンターバック(CB)喜多壱也が公式戦デビューを飾った。

 今夏に、京都サンガF.C.からレアル・ソシエダへと期限付き移籍した喜多は現在19歳。
U-20日本代表の主力を張る大型CBは、かつてはMFマルティン・スビメンディやFWミケル・オヤルサバルも在籍した“サンセ(Bチームの愛称)”でプレーすることになると、加入3日後に行われたオサスナBとのプレシーズンマッチではアシストを記録。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』からも、空中戦やデュエルの強さで高評価を受けていた。

 そんななかで迎えたセグンダ開幕節の対戦相手は、元アトレティコ・マドリードのガビ氏が監督を務めるサラゴサに。背番号が『15』に正式決定した喜多は、ベンチスタートとなったものの、FWジョブ・オチエンの先制点で1点リードした70分から途中出場。スペインの地で公式戦デビューを飾り、最終的に18本のシュートを浴びながらも『0』に抑えた守備陣のひとりとして、1-0の勝利に貢献した。

 スペイン屈指の育成力を誇るレアル・ソシエダ。それは、若手選手主体のBチームがセグンダに所属している、という事実だけでも証明されるに違いない。そんな『スビエタ(練習場)』で研鑽を積める喜多は、この1年間でどこまで成長するのだろうか。注目の次戦は、24日に行われる第2節マラガ戦となる。


【デビュー】セグンダの試合に70分から途中出場した喜多壱也



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