トッテナム・ホットスパーは18日、同クラブに所属するアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロとの契約延長を発表した。

 クラブからの発表では「長期契約」とのみ明かされており、具体的な年数には触れられていないものの、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、契約年数は2029年6月30日までの4年間だという。


 現在27歳のロメロは2018年夏、母国アルゼンチンからジェノアへ渡り、欧州へ上陸。ユヴェントスを経て加入したアタランタで活躍し、2020-21シーズンのセリエA最優秀DFという実績を引っ提げ、2021年夏にトッテナム・ホットスパーへレンタル移籍加入した。初年度からセンターバックの柱として活躍し、翌年夏には完全移籍へ移行。ケガにより離脱する回数も少なくはないものの、状態が万全であれば最終ラインで不動の立ち位置を確立しており、トッテナム・ホットスパーではこれまでに公式戦通算126試合のピッチに立っている。昨季はヨーロッパリーグ(EL)の優勝にも貢献した。

 今夏の移籍市場ではアトレティコ・マドリードが本腰を入れて獲得に乗り出していたものの、トッテナム・ホットスパーはオファーに耳を傾けなかった。『スカイスポーツ』によると、今季より指揮を執るトーマス・フランク監督が、ロメロと話し合いの場を設け、必要戦力として慰留に努めたという。最終的にロメロは残留を決断し、フランク監督体制始動後の日々に充実感を得ていると伝えられた。

 今夏には、昨季までキャプテンを務めていた韓国代表FWソン・フンミンのロサンゼルスFC行きが決まり、フランク新監督は後任にロメロを任命。トッテナム・ホットスパーの新たなキャプテンを務めることが決まった時、ロメロの現行契約は残り2年間となっていたが、クラブは急ぎでロメロの新契約を準備し、今回締結に至ったという。

 腕章を託されたロメロは、今季に入って行われたUEFAスーパーカップのパリ・サンジェルマン戦(2-2/PK戦:5-6)、プレミアリーグ開幕戦のバーンリー戦(3-0)はともにフル出場。PSG戦ではセットプレーでチームの2点目を記録していた。



【ハイライト動画】スパーズはプレミア開幕戦で3発快勝



編集部おすすめ