現在27歳のルックマンは、2017年1月にチャールトンからエヴァートンへと完全移籍。以降はライプツィヒ、フルアム、レスターでプレーし、2022年8月にアタランタへと加入した。イタリアの地でも1年目から定位置を掴み、セリエAでは3年連続で2桁ゴールを記録。2023-24シーズンのヨーロッパリーグ(EL)決勝では、当時公式戦無敗を続けていたレヴァークーゼンを相手にハットトリックを達成し、アタランタに初のELタイトルをもたらした。
昨季も公式戦40試合に出場しながら20ゴール6アシストをマークしたルックマン。アタランタの攻撃陣を牽引する同選手に対しては、複数のクラブからの関心が噂されており、一部メディアはインテルと2030年6月30日までの5年契約で個人合意に至ったと報じていた。しかし、クラブ間での交渉は難航しており、インテルのオファー額とアタランタの要求額5000万ユーロ(約86億円)に開きがあるため、今後の動向に注目が集まっていた。
そうしたなか『スカイ』は、ルックマンがアタランタの本拠地であるベルガモに帰還したと報道。数日間にわたり同選手とインテルの間で連絡が取られず、移籍が消滅した可能性を指摘している。また、現時点でルックマンはアタランタのトレーニングに合流しておらず、クラブ側は何らかの処分を下すことになる見込みだという。さらに『フットボールイタリア』は、インテルがルックマンの獲得レースから撤退する決定をアタランタに伝達したと主張した。
アトレティコ・マドリードによる関心も噂されるルックマンだが、今夏での移籍は実現するのだろうか。