カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第20節が現地時間17日に行われ、サントスはホームでヴァスコ・ダ・ガマに0-6で大敗した。

 下位に低迷するチーム同士の一戦は、18分にヴァスコ・ダ・ガマが先制し1点リードで前半を終えると、後半は一方的な展開に。
「10番」を背負うフィリペ・コウチーニョが2ゴールを挙げるなど、アウェイチームが大量5得点を追加し、0-6という衝撃的なスコアでタイムアップを迎えた。

 試合終了後、サントスの“象徴”であるネイマールは涙を流しながらピッチを後に。かつてブラジル代表で共闘し、現在はヴァスコ・ダ・ガマを率いるフェルナンド・ジニス監督が、ユニフォームで顔を覆う同選手を慰める場面もあった。今年1月に約11年半ぶりの古巣復帰を果たした33歳は「恥ずかしい」と率直な思いを吐露した上で、屈辱的な大敗を次のように振り返っている。

「パフォーマンスには本当に失望している。もちろん暴力を振るう必要はないが、ファンには抗議する権利がある。もし、罵声を浴びせたり、侮辱したいのであればそれは当然の権利だ。ピッチ上での僕たちの態度を一言で表すなら、ひどいものだった。人生でこんなことは初めてだ。涙は怒りから、そしてあらゆる感情からだった」

「残念ながら、あらゆる面でチームをサポートすることができなかった。サントスのユニフォームを着て、あんなプレーをしてしまったのは残念だ。自分自身が何をしたいのか、チーム全員が考える必要がある」
 
 19試合消化時点で早くも10敗目を喫し、2部降格圏の17位ヴィトーリアとの勝ち点差が「2」に縮まったサントス。
ヴァスコ・ダ・ガマ戦後には4月から指揮を執っていたクレーベル・シャビエル監督の解任を発表した。
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