ロマーノ氏によると、キエーザとその代理人はリヴァプールへ今夏の残留希望を明確に伝えたという。自身がアジアでのプレシーズンツアーに臨むメンバーから外れ、リヴァプールがコロンビア代表FWルイス・ディアスへの獲得オファーを拒否していた時期には退団を検討していた模様。しかし、L・ディアスのバイエルン移籍によって出場機会の確保も見込めることから、心境に変化があったようだ。
現在27歳のキエーザはフィオレンティーナの下部組織出身で、2016-17シーズンにトップチームデビューを飾った。2年間のレンタルを経て2022年夏に完全移籍加入したユヴェントスでは公式戦通算131試合に出場し32ゴール24アシストをマーク。昨年夏にリヴァプールへ活躍の場を移したものの定位置確保には至らず、今夏にはナポリやローマ、ミランなどからの関心も報じられていた。
キエーザは現地時間15日に行われたプレミアリーグ開幕節のボーンマス戦に82分から途中出場。投入からわずか6分後にゴール前のこぼれ球を押し込んで勝ち越しゴールをマークし、リヴァプールの4-2の勝利に大きく貢献した。試合後には「いつも僕を励ましてくれた」とアルネ・スロット監督への感謝に口にしつつ、「僕はここでとても幸せだし、世界最強のチームのひとつにいる」と語っていた。
【ハイライト動画】キエーザが劇的勝ち越し弾! 連覇を目指すリヴァプールが白星発進