フェイエノールトに所属する日本代表上田綺世は、同クラブでの活躍を望んでいるようだ。18日、オランダメディア『VI』が報じている。


 2025-26シーズンのエールディヴィジはすでに2節を終えており、上田はここまで2ゴールを記録。16日に行われた第2節エクセルシオール戦では、ダイビングヘッドで貴重な同点弾を挙げ、チームの逆転勝利に大きく貢献した。

 フェイエノールトは現在、上田の他にデンマーク人FWカスパー・テングシュテット、アルゼンチン人FWフリアン・カランサを擁し、3人のFWを抱えている。さらにアタランタに所属するマリ代表FWエル・ビラル・トゥーレの獲得を目指していることから、一部ではロシアのスパルタク・モスクワ移籍の噂も浮上した。

 しかし『VI』は、「上田は海外クラブへの移籍のチャンスもあったが、日本代表FWはデ・カイプ(フェイエノールトの本拠地)でチャンスをつかみたいと考えている」と報道。オランダ3年目の挑戦に意欲的な姿勢を見せているようだ。一方、E・B・トゥーレの獲得に関しては、両クラブ間の合意には至っておらず、フェイエノールトがUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃したことで、交渉は行き詰まっていると報じられている。

 現在26歳の上田は、2023年8月にサークル・ブルッヘからフェイエノールトに完全移籍で加入。移籍1年目は当時エースに君臨していたメキシコ代表サンティアゴ・ヒメネスの存在もあり、途中出場が中心となった。昨シーズンは負傷に苦しんだ時期はあったものの、1年目を上回る公式戦9ゴールを記録。今シーズンは開幕からスタメン出場を続け、リーグ戦では2戦連発と好スタートを切っている。
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