チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクに古巣復帰の可能性が浮上しているようだ。20日、『アスレティック』や『ガーディアン』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 現在27歳のエンクンクは母国の名門パリ・サンジェルマン(PSG)でプロデビューを飾り、2019年夏に加入したライプツィヒで中心選手として活躍。4年間で公式戦通算172試合出場70ゴール56アシストという成績を残すと、2023年夏に推定6000万ユーロ(約103億円)でチェルシーへ移籍した。ここまで公式戦通算62試合で18ゴール5アシストをマークしているが、定位置確保には至っておらず、今夏の退団候補の一人に数えられている。

 報道によると、古巣であるライプツィヒがエンクンクの獲得に向けた動きを本格化させており、チェルシーと連絡を取り合ってるという。ライプツィヒは完全移籍での獲得を目指しており、チェルシーの希望とも合致している模様。さらにはエンクンク本人も古巣復帰を前向きに検討しているようだ。チェルシーは移籍金として5000万ユーロ(約86億円)程度を要求すると見られている。

 バイエルンも依然としてエンクンクに関心を寄せているが、希望する移籍形態の相違からチェルシーとの交渉は進展していないとのこと。バイエルンがレンタルを画策しているのに対し、チェルシーは同選手を長期的なプランに含んでいないことから完全移籍での売却を望んでいるという。

 なお、エンクンクに対してはライプツィヒとバイエルン以外にもプレミアリーグとセリエAの複数クラブが関心を寄せているようだ。
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