左太もも大腿直筋を断裂したベルギー代表FWロメル・ルカク(ナポリ)だったが、手術を回避する見通しとなったようだ。20日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。


 ナポリは14日、昨季のギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)王者であるオリンピアコスとプレシーズンマッチで対戦。試合は2-1で勝利したものの、33分にルカクは負傷交代を余儀なくされた。試合から4日後には、ナポリがルカクの負傷状況を報告。検査を受けた結果、左太もも大腿直筋の断裂が確認され、手術を受けることも視野に入れていると明かされた。

 そうしたなか、母国ベルギーで追加の検査を行ったルカクは保存療法を選択した模様。早期の復帰を目標とする同選手は、手術の回避を選んだという。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、全治までの期間を「100日前後」と報道。回復が遅れた場合は、復帰が2026年までずれ込む可能性があると指摘している。

 またイタリアメディア『スカイ』は、ルカクの負傷によってナポリが再び新戦力の獲得に動き出したと報道。代役となるストライカーの確保に向け、ローマに所属するウクライナ代表FWアルテム・ドフビクやマンチェスター・ユナイテッドに所属するデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドに関心を寄せていると主張した。

 昨シーズンはセリエAで14ゴール10アシストを挙げ、ナポリを2シーズンぶり4度目のスクデット獲得に導いたルカク。同選手の離脱は連覇を目指すアントニオ・コンテ監督にとって痛手となるが、新たなストライカーの確保は実現するのだろうか。

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