契約期間は「長期」とのみ発表されているが、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、2029年夏までの4年契約+1年の契約延長オプションを締結した模様。
悲願のタイトル獲得を目指すアーセナルが、同じノースロンドンを本拠地とする“宿敵”との争奪戦を制し、攻撃陣の拡充に成功した。エゼをめぐっては当初トッテナム・ホットスパーへの移籍が有力視されていたものの、ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツの負傷を受けてアーセナルも関心を再燃。素早く交渉をまとめ、スペイン代表MFマルティン・スビメンディやスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュに次ぐ今夏7人目の補強を実現させている。
現在27歳のエゼはアーセナルやフルアムの下部組織を経て、2016-17シーズンにクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)でトップチームデビューを飾った。2020年夏に加入したクリスタル・パレスでは「10番」を背負い、公式戦通算169試合で40ゴール28アシストをマーク。昨シーズンはFAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦で値千金の決勝点を挙げ、クラブの初優勝に大きく貢献した。
エゼの加入に際し、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「エベレチ(・エゼ)をアーセナルに迎え入れることができ、本当に嬉しく思っている。彼は力強く、ワクワクさせるような選手で、我々の攻撃に新たなものをもたらしてくれるだろう。際立っているのは、彼の才能やインテリジェンスだけでなく、ここまでキャリアを積み上げる中で見せてきた努力だ」
「彼が歩んできた道のり、メンタリティ、そして野心は、まさに我々がチームに求めているものだ。
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