リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、オランダ代表DFジェレミー・フリンポンの負傷状況について言及した。21日、イギリスメディア『スカイ』がコメントを伝えている。


 現在24歳のフリンポンはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2019年10月にセルティックでプロデビュー。2021年1月にはレヴァークーゼンへと完全移籍した。2023-24シーズンには二桁ゴール二桁アシストを記録し、シャビ・アロンソ監督率いるチームのブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇に大きく貢献。在籍した4年半で公式戦通算190試合出場30ゴール44アシストをマークすると、今夏の移籍市場でリヴァプールに加わった。

 15日に行われたボーンマスとのプレミアリーグ開幕戦では、右サイドバックとして先発出場を果たしたフリンポン。しかし、チームが4-2の勝利を収めた一方、フリンポンは60分に足を気にする仕草を見せながら途中交代していた。

 そうしたなか、指揮官を務めるスロット監督がフリンポンについて言及。「ジェレミーについてメディカルチームが正しかった。インターナショナルブレイク終了まで離脱することになると言われ、交代せざるを得なかったんだ」と同選手が9月の代表ウィーク明けまで負傷離脱することを明かしている。

 また、「交代させたことで少し批判されたかもしれないが、(メディカルチームは)彼のハムストリングに問題があると感じていた。あの時に交代させたのは良い判断だった。そうでなければもっと長く離脱していた可能性がある。
代表ウィーク明けには復帰できると期待している」とコメント。一方、右サイドバックを主戦場とする北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーがトレーニングに復帰したと述べたものの、「彼はあまり多くの出場時間を積んでいない」と先発での起用に対しては不安をのぞかせた。

 なお、リーグ開幕戦ではフリンポンに代わり日本代表MF遠藤航が右サイドバックとしてプレー。今回正式にフリンポンの離脱が発表されたが、遠藤の起用法にも影響が出てくるのだろうか。
編集部おすすめ