クラブからの発表によると、レンタル移籍期間は2026年6月30日までの1年間で、出場試合数など一定の条件を満たした場合は買い取り義務が発生することも明かされている。
レンタル移籍加入に際し、ドウグラス・ルイスはノッティンガム・フォレストを通してコメントを発表。次のような言葉で心境を明かした。
「このクラブに加入することができて本当にうれしい。このクラブは間違いなくビッグクラブで、このクラブが抱く野心に共感できたからこそ、ここに来ることを決めたんだ。チームの一員として新たなスタートを切り、このユニフォームとファンのために全力を尽くすことをとても楽しみにしている」
また、ノッティンガム・フォレストのチーフフットボールオフィサーのロス・ウィルソン氏もコメントを発表。「この数週間は、我々にとって市場における活動が非常に忙しく、しかし成功に満ちた期間となった。ドウグラスは、チームにさらなる質の高さをもたらす新たな戦力となる。彼は長い間、最高レベルでプレーを続け、プレミアリーグの要求を理解しているだけでなく、ヨーロッパの大会でのプレー経験も持っている。彼がチームに加わることを大変嬉しく思っているし、ノッティンガム・フォレストの皆は彼を温かく迎え入れるだろう」と加入を喜んだ。
ドウグラス・ルイスは1998年5月9日生まれの現在27歳。
アストン・ヴィラでの活躍が注目を集め、昨年夏の移籍市場では数々のビッグクラブからの関心が報じられたなか、新天地にはユヴェントスを選択。『スカイ・イタリア』など複数の現地メディアによって、移籍金は最大5150万ユーロ(約88億円)ほどと報じられ、大きな期待とともに“ビアンコネロ”のユニフォームに袖を通した。
しかしながら、初挑戦となったセリエAへの適応に苦しんだけでなく、度重なる負傷にも見舞われ、ユヴェントスではアストン・ヴィラ時代のような輝きを放つことはできず。チアゴ・モッタ監督からイゴール・トゥドール監督へ変わっても、序列が大きく覆ることはなく、2024-25シーズンは公式戦27試合の出場、先発はうち6回と不完全燃焼のまま終わっていた。
ユヴェントスでの2年目を迎える前に、プレシーズン初日のトレーニングを無断欠席しており、クラブとの関係悪化も指摘されていたドウグラス・ルイス。退団が既定路線と見られていた中で、わずか1年でのプレミアリーグ復帰が決まった。
ドウグラス・ルイスの新天地となるノッティンガム・フォレストは、昨季のプレミアリーグで躍進を続け、一時はCL出場も狙える位置につけながらも、最終的には7位でフィニッシュ。
今夏の移籍市場では積極的な動きを見せており、ボローニャからスイス代表FWダン・ンドイ、マンチェスター・シティからU-21イングランド代表MFジェームズ・マカティー、イプスウィッチから同代表FWオマリ・ハッチンソンらを獲得。ドウグラス・ルイスは今夏の移籍市場における8人目の新戦力としてクラブに迎え入れられた。
【動画】ドウグラス・ルイスのN・フォレスト加入が正式アナウンス