ユヴェントスのイゴール・トゥドール監督が、夏の移籍市場が開いている最中にセリエA(イタリア1部リーグ)が開幕することに対して怒りを声を挙げた。21日(現地時間)、イタリア紙『コッリエーレ・デッロ・スポルト』が伝えた。


 23日(現地時間)、2025-26シーズンのセリエAが開幕を迎える。一方、セリエAにおける夏の移籍市場は7月1日から9月1日に設置されており、各クラブはリーグ戦開幕以降も所属選手の退団に備える必要がある。

 リーグ戦と夏の移籍市場が同時に動く現状について問われたトゥドール監督は「巷で出回っている移籍情報にはあまり注意を払っていない。そうでなければ気が狂ってしまうだろうから」と述べ、次のように感情を隠そうとしなかった。

「移籍市場がまだ開いている状態で試合を始めるなんて。気が狂いそうなような気分だが、受け入れるしかないのだろうね」

「監督たちは不安になるんだ。確実性が失われかねないからね。だが、これが現実であり、我々はこの状況が改善されることを願っている。普通なら、移籍市場は少なくとも開幕の1週間前には閉鎖されるべきだからだ」

 ユヴェントスは、24日(現地時間)に予定されている第1節で日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマと対戦。同試合は、ユヴェントスの本拠地『アリアンツ・スタジアム』で行われる。
編集部おすすめ