アストン・ヴィラは22日、日テレ・東京ヴェルディベレーザからなでしこジャパン(日本女子代表)FW土方麻椰が完全移籍加入することを発表した。

 土方は2004年4月13日生まれの現在21歳。
新座片山FC少年団を経て日テレ・メニーナ(現:日テレ・東京ヴェルディメニーナ)に入団し、2022年に正式にトップチームの一員となった。WEリーグでは通算49試合出場14ゴールという成績を残し、昨シーズンは優勝に貢献。世代別の日本代表でも活躍しており、昨年10月にはなでしこジャパンへの初選出を果たした。

 契約期間や背番号は明らかになっておらず。アストン・ヴィラの女子サッカーディレクターを務めるマリサ・エワーズ氏は「麻椰は将来有望かつ万能型のFWだ。アストン・ヴィラに迎え入れることができて嬉しく思う。彼女は優れた技術を備えており、我々の未来を担ってくれると確信している」と土方への期待を語っている。

 土方はウィメンズ・スーパーリーグ(イングランド女子リーグ)挑戦に際し、東京NBのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「いつも応援してくださっている皆様、新シーズンが始まったタイミングの報告となってしまい申し訳ありません。このクラブに在籍して約9年間、本当にお世話になりました。メニーナに加入してベレーザに昇格して、たくさんの方に指導してもらい、笑って泣いて成長して、多くの経験をすることができました」

「常に勝負にこだわりサッカーの面白さを学ぶことができて、ベレーザという歴史あるクラブでサッカーができたことは自分にとって本当に大きな財産です。互いに高め合える素敵なチームメイトと出会えて、人としても成長させてくれたスタッフがいて、周りの環境に恵まれていて本当に幸せだったなと改めて感じています」

「また、どんな時も背中を押し続けてくれて、一緒に戦ってくれたファン・サポーターの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
ベレーザサポーターの温かい応援は間違いなく世界一だと思っています。そんなサポーターの方々と喜びを分かち合う瞬間が本当に嬉しくて、サポーターに勝利で恩返しすることが毎試合の目標の一つでした。なんでかわからないですけど肘肩ダンスが爆誕して、毎試合得点を取ることの喜びがより倍増しました。本当にありがとうございます!」

「このクラブを離れる事は寂しいですが、もっともっと成長するために、自分の目標を達成するためにも、この度いただいたチャンスをものにしようと強い覚悟を持って決断しました。ここに至るまでも、たくさんの方々から背中を押してもらい、チャレンジすることができました。新天地での活躍を必ずみなさんに届けられるように、自分らしく楽しんで、全力で頑張ります! そして、またお会いしたときに成長した姿を見せれるようより一層努力します! まずは怪我を治して復帰に向けて頑張ります!」

「最後に、ファン・サポーターの皆様、ホームタウン、パートナー企業の皆様、ベレーザ、ヴェルディに関わる全ての皆様に心から感謝しています。どこへ行ってもヴェルディファミリーです! 土方チャント大好きです! 本当にありがとうございました!」


【動画】土方麻椰の新天地はアストン・ヴィラに決定!


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