スパーズは今夏にノッティンガム・フォレストからイングランド代表MFモーガン・ギブス・ホワイトの獲得を目指していたが、クラブ間交渉がこじれて移籍は破談に終わった。そんななか、背番号「10」の同代表MFジェームズ・マディソンがプレシーズンで右ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを負い、攻撃を司る新たな選手の獲得が急務となっている。
そこでスパーズは、クリスタル・パレスに所属するイングランド代表MFエベレチ・エゼに接近。獲得に好感触を得ていたものの、以前からエゼに関心を示していた“宿敵”アーセナルに横取りされる形で獲得に失敗し、スパーズはターゲットの切り替えを余儀なくされたと伝えられている。
フランク監督は「私は特定の選手について話すことはない」と前置きしつつ、「一般論として、はっきりさせておきたいのは、このクラブに来たくない選手は私もいらないということだ。このクラブに来て、この素晴らしいバッジをつけたくない…そんな選手には来てほしくない」と語り、加入時点でスパーズに全てをコミットメントできない選手は不要だと強調した。
「(エゼがアーセナルのアカデミー出身であるように)誰にでも過去はある。重要なのは、選手が来たがっているか、来たがっていないかだ。だから、スペイン、デンマーク、ブラジルの選手であっても、彼らがここに来たがっている限りは問題ではない」
フランク監督は続けて、「私たちはまだ移籍市場に参加しており、チームの強化を考えている。私たちは良いチームと良い選手を抱えているが、可能な限り競争力を高めるために全力を尽くす必要がある。ウインドウが終わる前に選手を獲得できると確信している。どのクラブもできるだけ早く選手と契約したいものだが、そう簡単なことではない」と語り、駆け込みでの有力選手獲得を目指していると付け加えた。
プレミアリーグで3-0の快勝スタートを飾ったスパーズは、23日の第2節でマンチェスター・シティと敵地で対戦する。