トッテナム・ホットスパー(スパーズ)が、コモに所属するアルゼンチン代表MFニコラス・パスへの関心を再燃させているようだ。23日、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じた。


 イングランド代表MFジェームズ・マディソンが長期離脱を余儀なくされたスパーズは、今夏の移籍市場で創造性豊かな中盤の補強を画策。スパーズは8月初旬にもパスの獲得に動いていた。しかし、同クラブが提示した4000万ユーロ(約69億円)のオファーは、パスの評価額を7000万ユーロ(約120億円)と見積もるコモに門前払いされていた。

 その後もイングランド代表MFエベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)の獲得に失敗するなど補強が難航するスパーズは、再びパスの獲得に挑戦することを決め、前回よりも金額を上乗せしたオファーを用意しているようだ。ただ、パスをめぐっては、保有権の半分や買い戻しオプションなどをレアル・マドリードが保持しているため、交渉は一筋縄ではいかないことが予想されている。

 2004年9月生まれのパスはスペインで育ち、2016年からレアル・マドリードの下部組織に入団。2023年11月にトップチームデビューを飾った。昨年夏にコモへ移籍すると、24-25シーズンのセリエAでは35試合に出場して6ゴール9アシストの活躍を披露した。2024年10月にはアルゼンチン代表デビューも飾り、これまで3試合に出場している。
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