イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、パリ・サンジェルマン(PSG)のサポーターに別れを告げた。22日、フランスメディア『RMC』が伝えた。


 2021年夏にミランからPSGに加入したドンナルンマは、昨季にクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ制覇に貢献した。しかし、残り1年で満了を迎える契約の延長交渉が難航すると、PSGはフランス人GK史上最高額を費やしてフランス代表GKリュカ・シュヴァリエをリールから獲得。ルイス・エンリケ監督の構想から外れたドンナルンマは、開幕から公式戦3試合連続でベンチメンバーから外れている。

 今夏のPSG退団が決定的とされるなか、ドンナルンマは22日に本拠地『パルク・デ・プランス』にて行われたリーグ・アン第2節アンジェ戦でピッチに姿を見せ、サポーターに別れを告げた。観客から加入後の貢献を称えられたドンナルンマは、自身のSNSを通じて「メルシー・パリ」と感謝を綴った。

 また、チームメイトのフランス代表MFウォーレン・ザイール・エメリはドンナルンマについて、「彼は人間味にあふれた素晴らしいGKだ。僕たちは彼に感謝することしかできない。もし彼が残るなら、とてつもない喜びだ。もし彼が去るならば、僕たちは心の底から彼に感謝を伝えたい」と語り、いかなる結末になったとしてもドンナルンマの功績は消えないことを強調した。

 ドンナルンマの新天地については、マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドなどが候補に挙がっている。
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