26試合が消化したリーグ戦で新潟は、現在20位と最下位に低迷。
シーズンも終盤に差し掛かり、ポイントを落とせない同士の一戦は、鹿島が立ち上がりに先制する。新潟のビルドアップを敵陣深くでエウベルが奪取すると、鈴木優磨にパス。鈴木は体勢を崩しながらも、冷静にゴールに流し込んだ。
対する新潟も16分、濃野公人のバックパスがズレたところに新潟FWアブデルラフマン・ブーダ・サイディが反応。一度はGK早川友基に阻まれたが、マテウス・モラエスが押し込み、早い時間帯に追いつく。鹿島は今夏新加入のエウベルが左サイドを崩し、田川亨介に合わせるが、シュートは枠に飛ばず。29分にも田川がドリブルで独走態勢に入るが、最後のところで舩木翔が体を投げ出し、ブロックに成功する。
試合を1-1で折り返し迎えた63分、後半から出場のアレクサンダル・チャヴリッチにチャンス。しかし新潟GK田代琉我がストップし、勝ち越しは許さない。
そして迎えた87分、鹿島がついに勝ち越し。小川諒也からのクロスにレオ・セアラがシュートを決め切り、試合終盤でリードを奪う。その後、スコアは動かず、鹿島が勝利を収めた。
新潟は次節、31日にアウェイで浦和レッズと対戦。鹿島は27日に天皇杯・準々決勝のFC町田ゼルビアと試合を行った後、31日に敵地で清水エスパルスとの試合を控えている。
【スコア】
アルビレックス新潟 1-2 鹿島アントラーズ
【得点者】
0-1 4分 鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
1-1 17分 マテウス・モラエス(アルビレックス新潟)
1-2 87分 レオ・セアラ(鹿島アントラーズ)
【動画】エウベルから鈴木優磨!