今夏の移籍市場で創造性豊かな中盤の獲得を目指すスパーズは、8月初めに4000万ユーロ(約69億円)のオファーをコモに提示。しかし、パスの評価額を7000万ユーロ(約120億円)と見積もるコモに門前払いされていた。
その後もイングランド代表MFエベレチ・エゼの獲得に失敗するなど補強が難航するスパーズは、再びパスの獲得に挑戦している。今回は提示額を5000万ユーロ(約86億円)まで引き上げたようだが、同選手からもクラブからも、前向きな返事は得られなかったようだ。
昨夏にレアル・マドリードからコモに移籍したパスは、初年度でセリエAの35試合に出場して6ゴール9アシストの活躍を披露した。2024年10月にはアルゼンチン代表デビューも飾り、これまで3試合に出場している。
古巣レアル・マドリードがパスの買い戻しオプションを保有しているとされるなか、同選手自身はセスク・ファブレガス監督のチームにもう1年とどまり、25-26シーズンからの“白い巨人”復帰を画策しているかもしれない、と『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』は予想している。