ブンデスリーガ第1節が24日に行われ、マインツとケルンが対戦した。

 今季のブンデスリーガが遂に開幕。
昨季のブンデスリーガを6位で終え、今季はカンファレンスリーグ(ECL)予選にプレーオフから参戦しているマインツは、開幕戦で昨季のブンデスリーガ2部王者のケルンをホームに迎える。

 マインツに所属する佐野海舟がスタメン出場、川﨑颯太はメンバー外となったゲームは、スコアレスで時計の針が進み、ゴールは生まれずにハーフタイムに突入。後半に入ると、マインツに不測の事態が発生。60分、左コーナーキックのチャンスの場面でボールを奪われると、セバスティアン・セブロンセンからのロングパスで背後を取られ、パウル・ネーベルがヤクブ・カミンスキを倒してしまう。このプレーに対し、主審はレッドカードを提示。マインツ側は、直前のプレーでケルン側にファウルがあったことを主張したものの、判定が覆ることはなく、10人での戦いを強いられることとなった。

 マインツは10人となってからも守備一辺倒となるのではなく、ブロックを敷きながら攻撃に出る場面も作り出す。82分には敵陣でのクリアボール回収から、シルヴァン・ヴィドマーに決定機が到来したものの、シュートはわずかに枠を外れる。

 スコアレスのまま試合は終盤に突入したが、90分にケルンが試合を動かした。敵陣右サイドで前を向いたルカ・ヴァルトシュミットが左足でクロスボールを送ると、背後を取ったマリウス・ビュルターが頭でコースを変え、ゴールを陥れる。土壇場でマインツが先手を取った。

 後半アディショナルタイムには交代枠を使い切ったケルンに負傷者が発生し、一時的に10人対10人の状況が生まれたものの、これ以上のゴールが生まれることはなく、試合はタイムアップ。
昇格組のケルンがブンデスリーガ白星スタートを切った一方で、マインツはECL予選・プレーオフのファーストレグのローゼンボリ戦(●1-2)に続き、公式戦2連敗となってしまった。なお、佐野は中盤の一角としてフル出場を果たし、持ち前のボール奪取能力を示したものの、チームを勝利へ導くことはできなかった。

 この後、マインツは28日にECL予選・プレーオフのセカンドレグでローゼンボリの本拠地に乗り込む。一方、ケルンは31日、次節のブンデスリーガで、鈴木唯人が所属するフライブルクをホームに迎える。

【スコア】
マインツ 0-1 ケルン

【得点者】
0-1 90分 マリウス・ビュルター(ケルン)
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