“本気好青年”が、欧州第2の舞台としてイングランドの地を熱く駆け抜ける。1997年4月11日生まれの森下は現在28歳。サガン鳥栖でプロキャリアを始めた後、ルヴァンカップ優勝にも貢献した名古屋グランパスを経て、2024年冬にレギア・ワルシャワに加入。当初は、Jリーグと日本代表で主戦場としていたサイドバックやウイングバックがメインだったが、ゴンサロ・フェイオ前監督の下で、両ウイングやインサイドハーフといった攻撃的なポジションに抜擢されると、2024-25シーズンは公式戦14得点14アシストと覚醒。とくに、クラブ史上21度目の優勝を成し遂げた国内カップ戦の決勝戦では、1ゴール2アシストの大活躍でMVPにも選出されており、レギア・ワルシャワも公式SNS上でラミン・ヤマル(バルセロナ)扱いするほどの傑出したパフォーマンスだった。また、受賞こそ逃したものの、リーグ年間最優秀MF賞にもノミネートされた。
森下が加入するブラックバーンは、イングランド北西部のランカシャーに本拠を置くクラブ。1875年に創設され、“ローヴァーズ”の愛称で知られるブラックバーンは、かつてはプレミアリーグで優勝を成し遂げる(前身のフットボールリーグでも2度優勝)ほどの実力を持っていたが、2011-12シーズンの2部リーグ降格を最後に、トップリーグから遠ざかっている。なお、現チームにはFW大橋祐紀が所属している。
【動画】ブラックバーンが森下龍矢の獲得を発表!