現在31歳のデパイは母国の名門PSVの下部組織出身で、2011-12シーズンに17歳でトップチームデビューを飾った。マンチェスター・ユナイテッドでは目立った結果を残せなかったが、2017年1月に加入したリヨンでは公式戦通算178試合で76ゴール55アシストをマークするなど躍動。その後はバルセロナとアトレティコ・マドリードでもプレーし、昨年夏からはコリンチャンスに所属している。
ブラジルの地でもここまで公式戦49試合出場15ゴール14アシストと結果を残しているデパイだが、2026年12月末の契約満了を待たずして今夏にコリンチャンスを退団することを検討しているという。移籍市場に精通するロマーノ氏によると、ヨーロッパの匿名の3つのクラブが獲得に興味を示しており、すでに選手側とコンタクトを取っているとのこと。移籍金が発生しないフリートランスファーで欧州復帰を果たす可能性があるようだ。
これまで欧州各国の名門クラブを渡り歩き、オランダ代表では歴代最多タイの50ゴールを挙げているデパイ。FIFAワールドカップ26に向けた重要な一年を前に、“サッカー王国”ブラジルからヨーロッパへの復帰を果たすことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。