クラブからの発表によると、レンタル期間は2025-26シーズン終了時にあたる2026年6月30日までの1年間。
菅原は2000年6月28日生まれの現在25歳。名古屋グランパスの育成組織出身で、2018年にトップチームデビューを飾ると、翌年夏にはAZへレンタル加入し、欧州でのキャリアをスタートさせる。約5年間を過ごしたオランダの地では公式戦通算198試合に出場し14ゴール29アシストをマーク。昨年夏にはサウサンプトンへ活躍の場を移し、右サイドバック(SB)の主軸として公式戦33試合に出場したが、チームはチャンピオンシップ降格となった。
また、2020年10月にデビューを飾った日本代表ではここまで国際Aマッチ通算15試合に出場し2ゴール1アシストをマーク。FIFAワールドカップ26を約1年後に控える中、移籍という大きな決断を下した。
ブレーメン加入に際し、菅原はクラブを通じて次のように意気込みを示している。
「ここに来ることができて、本当に嬉しく思っています。ブレーメンは僕にとって非常に大きなクラブです。
また、クラブのプロサッカー部門責任者であるペーター・ニーマイアー氏は「ユキナリが新天地として、私たちのクラブを選んでくれたことを大変嬉しく思います。彼はヨーロッパで長くプレーしてきました。プレミアリーグとエールディヴィジでの経験を持ち合わせており、AZでは公式戦で200試合近くに出場しています。彼がすぐにチームに貢献してくれると確信しており、彼の加入を大変嬉しく思っています」との言葉で菅原の加入を歓迎。ブレーメンを率いるホルスト・シュテッフェン監督も「ユキナリは高いレベルでその実力を発揮しています。スピードがあり、タフな右サイドバックでありながら、サイドの他のポジションもこなすことができる。話し合いの中で、彼は非常に前向きな姿勢とメンタリティを示してくれました。彼がチームにとって素晴らしい戦力になると確信しています」と語った。
【動画】ブレーメンのユニフォームに袖を通した菅原由勢